にせのブログ

@2_s_eが行先表示、方向幕について浅い知識をひけらかすブログ

近鉄一般車の橿原神宮前行きの英字が4通りある話

にせです。突然ですが橿原神宮前行きの幕の英字は4通りあります。

まず下の画像をご覧ください。

2枚ともマクロンなしの橿原神宮前行きの写真ですが英字が異なります。

ハイフンとMの位置関係が違いを見分けるポイントです。加えてマクロンの有無を加味すると4通りあることになります。

 

違いの原因は南大阪線の幕を中心に橿原神宮前幕の英字が太字化されているためです。太字化された正確な時期は不明です。しかしヤフオク旧国名なしの橿原神宮前太字が出品されているため、相当前より太字の幕も存在していたと思われます。*1

page.auctions.yahoo.co.jp

マクロンあり南大阪線フォントの例

マクロンあり太字の例

しかし同じく橿原神宮前幕がある奈良線系統では、マクロンなし*2と非太字の組み合わせがあります。したがって太字化のタイミングが南大阪線とは明らかに異なります。

太字化の正確な時期は不明です。しかし遅くとも2022年の神戸三宮改称対応時には太字化されています。

参考:1分25秒ごろに太字の普通橿原神宮前が表示されています。

 

表にまとめるとこうなります。

つまり南大阪線奈良線系統両方にある普通・急行橿原神宮前幕は全てのパターンが存在します。一方南大阪線系統限定の種別ではマクロンなし非太字以外の組み合わせが存在するはずです。

 

ご指摘、情報提供等お気軽にコメントください。

 

*1:通説では2004年頃より旧国名を使用し始めたとされているので、それ以前より太字幕が存在していたと思われる

*2:近鉄では2010年代にマクロンを消す方針になっている。したがってマクロンなし+非太字の幕は2010年代に刷ったと推測できる

続 阪神方向幕フォント違いの解説

にせです。1年前、阪神方向幕のフォントが2種類あることを発見し記事にしました。

記事を書いたのは発見から間もない時期でしたが、この1年間で実態、そして新たな謎がわかってきたので今回また改めて記事にすることにしました。

概要

まず改めてですが2つのフォントの違いについて説明します。

阪神の幕車の英字フォントは二種類あります。上の画像左のSが旧フォントと私が呼んでいるもの、右が新フォントと呼んでいるものです。なお私はいつもSで区別をつけていますが、S以外の英字、日本語も旧フォントと新フォントで差異があるので注意が必要です。

新フォントは青胴車では遅くとも2015年頃から、赤胴車では2016年の改正対応幕以降登場しています。*1旧フォントと新フォントの使い分けは編成単位ではなく1両の山側海側ごとで行われています。旧フォントと新フォントの勢力関係は赤胴車青胴車で異なっています。

赤胴車ではまだ旧フォントの方が多数派です。新フォントは一編成の中に少なくとも1ヵ所はあるくらいの感覚です。昨年発見した当時は希少なものだと思い全数調査をするつもりでしたが意外に数が多かったので中止しました。

赤胴車の新旧特急須磨浦公園幕。英字のほか急の字や公の字も異なっています。

一方青胴車では5017Fの3号車片側を除き消滅しています。しかし2015年頃に全ての幕を取り換える必要のあるダイヤ改正は行われておらず、なぜ急速に青胴車から旧フォントが消えたのか謎が深まります。

青胴車の新旧西九条幕。西九条幕は間違いなく使われませんが律義に新フォント対応しています。

旧フォントと新フォントの判別方法

旧フォントと新フォントを見分ける一番簡単な方法はSの字を見ることです。種別、行先にSが含まれる場合は簡単に見分けがつきます。以下の対照表のうち太字のコマはSで判別可能、薄い灰色のコマはS以外で判別可能、濃い灰色のコマは現状判別困難なコマです。ここでは薄い灰色のコマの判別方法を紹介します。

阪神』梅田行き

ネの4画目と申が繋がっていれば新フォント、離れていれば旧フォントです。赤直特、黄直特どちらも共通の見分け方です。

姫路行き

足と各の1画目の間に隙間がなければ旧フォント、隙間があれば新フォントです。赤直特、黄直特どちらも共通の見分け方です。

梅田・御影・元町行き

Vの字の底が|の底と同じ高さなら旧フォント、少し浮いていれば新フォントです。*2

 

以上です。赤胴車の種別単体と青胴車の新フォント臨時単体、普通単体は今のところ資料不足で正確な区別がつきません。

時系列の謎

青胴車は2015年頃に刷り直した際、2013年の三宮駅改称とマクロン*3廃止に対応しませんでした。編成内に神戸三宮表記と三宮表記、またマクロンの有無が混じることを嫌いフォントの仕様だけ変えたのでしょうか?

また赤胴車青胴車新フォントが確認された2015年より後の2016年改正で刷られたはずなのに旧フォントが存在することは時系列的に変です。マクロン廃止と神戸三宮改称には対応できているので、最初から新フォントで全て刷らなかったのが本当に謎です。

新フォントの急行単体が新フォントではない謎

新フォントの車両の幕回しを撮影していた際、急行単体に限っては英字が旧フォントであることが判明しました。

新フォント幕の急行単体。Sの字が旧フォントになっています。

証拠として一つ下の新フォントの急行梅田幕も掲載します。

今後の課題

・種別単体幕の撮影

特急、直通特急、急行単体は西宮の滞泊で撮れるので比較的楽です。しかし赤胴の普通単体は野球臨の幕回しでしか撮れず難易度が高くなっています。また青胴車の臨時、普通単体は定期では撮れないのでイベント等での表示に期待するしかありません。

 

・新フォントの神戸三宮~須磨停車直通特急幕撮影

現行幕の一番下にある旧停車駅の黄直特幕は私の知る限りでは記録に残っていません。

 

・新フォントの準急幕撮影

こちらもイベントでしか撮影できません。

20231120追記 新フォント旧フォントの違いの原因として有力な説

旧フォントと新フォントの違いの有力な説として方向幕の書き換え説が浮上しました。阪神の方向幕は従来コイト製でした。しかし近年では「近鉄車両エンジニアリング」が製造していると言われています。証拠として近鉄車両エンジニアリングの取引先一覧には確かに阪神電気鉄道株式会社と書かれています。

www.kre-net.co.jp

また真偽は不明ですが2017年に阪神の方向幕が近鉄車両エンジニアリング製が存在するとのツイートも投稿されています。

ところで近鉄車両エンジニアリングのホームページに興味深い記述があります。既存の方向幕に修正、追記することでダイヤ改正に対応するというのです。

www.kre-net.co.jp

そこで思いついたのが旧、新フォントの違い=流用品と新品の違いではないかという説です。赤胴車において新フォントが出たのは2016年改正以降。下の対照表を見る通り2016年改正では大幅な更新が行われています。

これが新旧の対照表。左が2016年以前、右が2016年改正対応幕です。オレンジ地の部分は2016年改正で消せる種別行先、緑地の種別行先が2016年で追加した種別行先です。ここで注目したいのが新旧で統一している幕。貸切、試運転、直通特急姫路、直通特急御影、直通特急阪神梅田、回送、急行西宮、急行甲子園、急行梅田の9コマがあります。このコマたちは位置を大幅に変える必要のない貸切、試運転となぜか同じ位置にある直通特急御影を除き、使用頻度が高いという共通点があります。そして先述した近鉄車両エンジニアリングのページにこのような記述があります。

「もちろん、すべての貯蔵品を再利用できるわけではありません。例えば、頻繁に表に出るのは「回送」という表示。その段だけが太陽光の紫外線により色褪せたり、破れやすくなっていたりすることもあります。しっかり「再利用できるかどうか」を当社で判断し、貯蔵品を活かす方法を模索しました。

仮に2016年以前の幕を再利用する場合、回送や特急梅田といった使用頻度の高いコマの状態が良くないと再利用、すなわち書き換えができないと解釈できます。逆説的に言えば使用頻度の高いコマを書き換えなければ再利用できる可能性が上がるとも解釈できます。
また近鉄車両エンジニアリングのページでの事例は恐らく2007年の高野山(下)連絡のコマ追加を指しており空白コマへの追加自体は2016年時点でも技術的に可能であったと考えられます。*4

www.rzf.jp

参考:2010年の調査で変化した部分は全て追記であることがわかります。

現在この説を裏付ける確実な証拠はありませんが近鉄車両エンジニアリングが現在幕を刷っていることだけでも頭の片隅に入れていただけると幸いです。

 

最後になりますがこの1年間で幕鉄界隈ではこの違いがすっかり浸透し二種類の幕を掲載してくださる方が増えました。ありがとうございます。

https://senjumakuled.web.fc2.com/hanshin/8000maku.html

hyuga209led.wiki.fc2.com

また界隈外の方にも認知して頂けて嬉しく思います。

ltdexp.hatenablog.jp

*1:ただし青胴車で2015年の目撃が上がっている以上、予備品等で2016年改正以前の内容で新フォントが使われている幕が存在することを否定できません

*2:阪神梅田と姫路もMが含まれますがMでの判断はわかりづらいので位置関係で判断できる方法を載せています。

*3:KŌBEやKŌSHIENのように伸ばす音の時にOやUの上につく横棒のこと。阪神では2014年のLED車の三宮改称対応を皮切りに順次廃止されています

*4:ただし空白コマへの追記自体はカッティングシートを用いた方法などで昔から行われていました。

20221126 布袋駅で撮影したミュースカイのレア表示

2022年11月26日にミュースカイで犬山検車場や新可児に行くツアーが行われました。その際途中の布袋駅で表示切り替え(幕回し)のサービスが行われたのでその写真を掲載します。なお昼間の布袋駅は表示器に光が反射しやすく、ほとんどの写真に反射が含まれています。ご容赦ください。

 

ミュースカイ

ミュースカイ猿投 幕

ミュースカイ猿投

猿投行きのオーロラビジョンでの表示は定期ではありません。また三河線にニュースカイが定期で入ることもないため二重に珍しい表示です。

ミュースカイ豊橋 幕

ミュースカイ豊橋

パーツ的にはあまり珍しくないですがありえない行先感はある組み合わせだと思います。なお空港線開業当初は中部国際空港始発豊橋行きの特急が走っていましたが後に廃止されました。

ミュースカイ知立 幕

ミュースカイ知立

知立』はオーロラビジョンでは定期で撮ることができない珍しい表示です。最近知立駅高架化スタート記念に知立発着の団体ミュースカイが走りました。それを予期したものでしょうか?

ミュースカイ神宮前 幕

ミュースカイ神宮前

ダイヤが乱れた際に走ることがある組み合わせです。

ミュースカイ新羽島 幕

ミュースカイ新羽島

パーツ的には珍しくはありませんが支線区の行先×ミュースカイの組み合わせは非日常感があります。

快速特急

快速特急 幕

快速特急

行先なしは珍しそうに見えますが実は行先設定時に種別→行先の順に表示されるので毎回見ることができます。

快速特急蒲郡 幕

快速特急蒲郡

蒲郡』は定期では見ることができない表示です。かつての蒲郡線特急を想起させます。

特急

特急 幕

特急

折り返しが特急になるときに撮影できます。

特急犬山 幕

特急犬山

特急犬山行き自体は定期でありますがC2運用ではないためこの表示は定期では撮れません。

快速急行

快速急行幕

快速急行

折り返しが快速急行になるときに撮影できます。ただし朝しか走ってないので撮影は面倒です。

快速急行蒲郡 幕

快速急行蒲郡

パーツ的には既出ですが個人的には好きな組み合わせです。

快速急行中部国際空港 幕

快速急行中部国際空港

定期設定がある組み合わせです。

急行

急行吉良吉田 幕

急行吉良吉田

定期設定がある組み合わせです。

急行 幕

急行

折り返しが急行になるときに撮影できます。

準急

準急 幕

準急

折り返しが準急になるときに撮影できます。

準急犬山経由岐阜 幕

準急犬山経由岐阜

2023年改正でなくなった行先です。わがままですがどうせなら定期でない種別で設定してほしかったです。

普通

普通富貴 幕

普通富貴

定期設定がある組み合わせです。

普通一宮 幕

普通一宮

定期設定がある組み合わせです。

普通蒲郡 幕

普通蒲郡

行先自体は普通にありますがオーロラビジョンの車両の表示は定期では見れません。

普通 幕

普通

折り返しが普通になるときに撮影できます。

 

以上になります。また撮影できる機会(できればリクエストも可)があればいいですね。

 

 

313系3000番台と8000番台の方向幕の違い

313系3000番台と8000番台の方向幕、実は細かい部分が違っています。(収録内容は恐らく同じです)私も同じものだと思い込んでいましたが微妙に違うようです。

 

 

こちらがそのツイート。3000番台と8000番台で確かに文字が異なっています。

 

今回はこの違いについて深堀りしていきます。

 

種別幕の違い

まず313系3000番台及び8000番台の側面方向幕にある種別は以下の通りになっています。

 

01 [

02 [

03 [

04 [

05 普通

06 快速

07 ワンマン

08 ワンマン普通

09 ワンマン快速

10 通勤快速

11以降 普通と白幕

このうち1番から4番は白幕*1、9番以降は313-3000での写真がなく比較できないので5番から8番で比較します。

 

こちらの画像が先程の比較対象部分を切り取って比較したものです。撮影環境が異なるので色の違いについては目を瞑ってください。

 

普通幕

まず普通幕ですが普の字の8画目の横棒の終わりと通の字の二画目の位置関係が両番台で違うように見えます。

こちらはそれぞれ別の編成で撮った幕を追加したものです。わかりやすい違いを赤でくくりました。これで普通幕は3000番台と8000番台で違うことで確定です。

快速

続いて快速幕です。速の字の角の処理に違いがあるように見えます。3000番台は丸みがあるのに対し8000番台は先端が削れていません。

ワンマン

ワンマン幕はマの字の右上の処理が異なっています。

ワンマン普通

ワンマン普通は違いがわかりませんでした。

行先幕の違い

行先幕の違いは数が多いのでわかりやすい行先のみ抜粋して紹介します。(左の写真が3000番台、右が8000番台です)

 

313系3000番台 8000番台回送幕

回送 送の字の4画目と6画目の間の処理が異なる

 

313系3000番台 8000番台団体幕

団体 団の字の右上の処理が異なる

 

313系3000番台 8000番台熱海幕

熱海 さんずいと毎の字が繋がっているかいないか

 

313系3000番台 8000番台興津幕

興津 興の字の7画目に出っ張りがあるか

 

313系3000番台 8000番台菊川幕

菊川 米の左上の部分が繋がっているかいないか

 

313系3000番台 8000番台上大井幕

上大井 Kの字と大の字の位置関係

 

313系3000番台 8000番台下部温泉幕

下部温泉 部の字の2画目の丸み

 

全体的に見ると3000番台と8000番台で角の処理が違っているように見えました。

 

まとめと今後の課題

313系3000番台と8000番台では幕が違います。
種別幕はワンマン幕を筆頭に普通幕、快速幕も違うように見えました。

行先幕は細部で違っている幕が多く熱海や菊川など一部の行先はわかりやすい違いがありました。
今後は他の番台との比較(恐らく最近刷られたと思われる8000番台がイレギュラー)も行いたいですね。

*1:前面にはこの位置に回送、試運転、臨時、団体がある

東海道線の珍しい行先を紹介する 前編 #行先MAP

にせです。この書き出し伊予鉄twitter公式アカウントっぽくないですか?

※元ネタ

 

それはさておき今回は東海道線の珍しい行先、言い換えると行先MAPに登録されている案件を紹介します。行先MAPが何か分からない方に説明すると鉄道の行先設定がある駅の一覧を地図にしたものです。例えば東海道線なら定期設定がある東京駅や小田原駅、方向幕に入っている函南駅、発車標で出たことがある愛知御津駅が登録されているというイメージです。

今回は東から順番にあまり世間的に知られていなさそうなレア行先を紹介していきます。なお長くなるので名古屋を境に前後編に分けて投稿します。

注意 私は行先の存在自体の知識はそこそこありますが行先があった時期や発生条件については詳しくないのであまり鵜呑みにしないでください。

 

1. 保土ヶ谷(発車標)

相鉄JR直通線開業後ダイヤが乱れた際に保土ヶ谷行きが発生することがあります。保土ヶ谷には留置線がありそこで折り返しします。(客扱いは横浜まで)

 

2. 新鶴見・横浜羽沢(在線)

ダイヤが乱れた際に相鉄直通線の列車が新鶴見行きや横浜羽沢行きになることがあります。

 

3. 藤沢・茅ケ崎(E231・E233など)

この2駅は東海道線では行先設定がないものの小田急江ノ島線、相模線で設定があるため行先MAP上では定期設定ありの駅になっていますが東海道線に限ればどちらもレアな行先になります。どちらも人身事故等で不通区間が生じると発生しますが、この2駅に近い駅まで来ないと所定行先か変えてくれないので撮影難易度は高くなっています。当然正攻法では撮れっこないので215系の幕*1を貼っておきます。

215系藤沢幕

215系藤沢幕

4. 大磯(サボ)

大磯のサボ自体はありますがどういう目的で作られたのかわかりません。どなたかご教授ください。

aucview.aucfan.com

 

5. 二宮(発車標)

毎年湘南国際マラソンの臨時で走ります。もし行先表示の内容がMSEのように簡単に書き換えできるようになったら車両側でも表示される日が来るかもしれませんね。

 

6. 早川・根府川(発車標)

川根府川のダブル川はどちらも折り返しができる構造になっておりダイヤ乱れ時に発車標に表示されることがあります。また定期回送でも早川根府川で折り返す列車があります。

 

7. 函南・高塚・舞阪(313系、211系)

丹那トンネルを抜けてすぐある函南駅は非常時に折り返しできます。ただしダイヤ乱れ程度で折り返しをすることは滅多になく直近では2021年7月の地震で折り返し運転を行ったくらいです。舞阪は不発弾処理で2013年と2016年に走ったことがあります。

313系函南幕

313系高塚幕

313系舞阪幕

8. 東田子の浦・用宗・新居町(313系、211系など)

この3駅は静岡地区で遅延が発生した際にちょくちょく出るのでひとまとめにしました。もちろん正攻法で撮れたことはありません。

東田子の浦幕

用宗幕

新居町幕

9. 蒲原・由比(サボ)

この2駅はネットオークションでサボが出たことがあります。出品元が銀河*2で50000近い値がついていることからレプリカである可能性は低いかもしれませんが用途はわかっていません。どなたか情報提供して頂けると助かります。

ginga21.jp

aucview.aucfan.com

 

10. 清水・草薙・焼津・藤枝・鷲津(119系、211系など)

この5駅はいずれも側面方向幕にかつて搭載されていたものの現在は消滅しています。

www.youtube.com

 

11. 東静岡・金谷(発車標)

どちらもさわやかウォーキング絡みで設定されています。

 

12. 愛野・袋井・弁天島

この3駅は沿線の花火大会関連の臨時列車などで走ることがあったのでまとめました。ただし弁天島はかなり前から設定されなくなっています。

愛野幕

袋井幕

弁天島幕

13. 西小坂井

豊橋以西にも関わらず静岡車にしか入っていない謎の行先。昔実際に走ったことはあるそうですが詳細不明です。

西小坂井幕

 

14. 愛知御津

ダイヤ乱れ時に愛知御津で折り返すことがあります。手前の蒲郡だと車両側で出せますが愛知御津は出せないのでハズレ扱いされることもあります。

 

15. 三河三谷

サボがあるものの詳細不明です。

aucview.aucfan.com

 

16. 幸田(車内LCD)

315系の車内LEDで出たことがあります。車外の表示で出せるかは不明。実際の幸田駅は配線だけ見ると折り返しできそうに見えます。(信号関係の事情は不明)

 

17. 熱田

1986年から1994年の間に熱田東小倉間でカートレイン名古屋号が走っていました。(リンク先はカートレインとは無関係です)

ginga21.jp

 

18. ナゴヤ球場正門前

1987年から1994年までの短期間ですが東海道本線貨物支線上にありました。

ginga21.jp

 

さて名古屋までの行先を紹介したところでキリがいいので前編はここまでにします。面白い行先はありましたか?

*1:おはようライナー新宿小田原駅での幕回しで撮影できました。

*2:鉄道廃品のオークションを行っている会社

私的 行先表示を綺麗に撮る方法

にせです。行先表示とか幕と呼ばれているものを撮ったことはありますか?

行先表示は電車の前面や側面についている種別や行先が書いてあるものです。今回は幕鉄に褒められるような側面の行先表示の撮り方とNG例を解説します。

 

①行先表示の撮り方

まず行先表示器の位置を探します。表示器は4つドアの場合だいたい2番目のドアと3番目のドアの間にあります。*1わからないときはサイドビュー写真を見て位置を特定するのがおすすめです。

表示器の位置を見つけたら表示器から最低3mくらいの位置まで下がります。3mも下がれないときはなるべくカメラの高さを上げて台形にならないようにします。立ち位置のイメージはこんな感じです。

電車が来たら表示に光が反射しないか確認します。反射なしで撮れる場所を覚えるのがベストですが慣れてくると反射なしで撮れるかどうか勘でもわかるようになります。もし反射していたら別の場所に移動しましょう。

場所を決めたらブレないように連射して撮ります。行先写真の場合LEDを切らないよう遅いシャッタースピードで撮ることが多いので注意が必要です。

最後に連射した写真を1枚を除き消します。こまめに消さないと面倒なことになります。

 

②記録用行先写真の定義とダメな写真の例

私は記録用の行先写真とそれ以外の行先が写った写真は別物と考えています。なので旅行の記念に撮った幕が反射しているとか、気が向いたから撮った幕が台形だったとかでいちいち揚げ足取りをするつもりはありません。

一方「記録」と称しているのにも関わらず次のポイントを満たしていない写真はちょっとどうかと思います。(個人の感想です)

 

・正面から撮る

・表示器本体に光が反射していない

・LEDの場合は線が入っていない

・適切な明るさである

 

この4点です。証明写真のNGの例とだいたい同じような考え方です。この条件を満たすのにセンスはいらないですしポイントを押さえれば誰でも簡単に撮れるはずです。見本としては

こんな感じです。続いて各ポイントについて詳しく解説していきます。

 

①正面から撮られている

正面から撮られていないといわゆる幕まとめを作ることができません。このような画像を見たことがあるでしょうか?

もしこの画像の1枚1枚がこのように

斜めだったり、

極端に表示器に近づいて下から撮った写真*2だとたいへん見栄えがわるくなります。そもそも極端に表示器に近づいて撮影すると後ろで撮っている人の邪魔になります。

 

②表示器本体に光が反射していない

このように表示器本体に光が反射していると見栄えが悪いですよね?例えるならばアニメで乳首を隠すための謎の光だったり証明写真でサングラスをつけてるせいで目元が隠れている状態みたいなものです。

 

ただし221系E6系など一部の車両はどうあがいても反射することがあるのでその場合は私は許容しています。(頑張って反射なしで撮る努力をしている方もいます)

 

③LEDの場合は線が入っていない

カメラのシャッタースピードが早すぎると

このように文字に線が入ってしまい読めません。1/30くらいにするとだいたいのLEDは切れなくなります。

 

④適切な明るさで撮る

極端な設定で撮っていなければ変な明るさにはなりませんがたまに

こんなに暗かったり

明るすぎる写真があります。カメラの設定はちゃんと確認しましょう。

 

というわけで私が思う記録用行先写真についての解説しました。一部思想が強い部分がありましたが許してください。最後になりますがよりよい行先の写真が後世に残ることを祈っています。

*1:ただし東京メトロの車両など例外もあります

*2:このような写真は表示器が台形に見えるので台形と呼ばれています

就職活動日記 くたばれGD

にせです。就職活動についての記事を書きたいと思ったので書きました。こんなもの書くぐらいならesの1つや2つ書けるだろうとは思いますが…

 

今回のテーマはくたばれGD。言うまでもありませんがGDとはグループディスカッションの略。4、5人くらいで話し合いをして結論を出す一連のやり取りを人事に評価されます。GDでは人狼のように役割が決められます。司会進行書記*1、時間を伝えるタイムキーパー、話し合った内容を伝える発表者、そして余り物です。所要時間は短いものだと10分、長くて40分程度。議論の内容はその会社に関係するものが多く、例えば〇〇の売上を伸ばすのはどうすればいいか?みたいなのが多いです。

私がGDを苦手な理由をまじめに考えた結果3つ出てきました。

 

1. 結論が特に活用されるわけではない
2. そもそも私のようなコミュ障には向いてない
3. 独特の空気が苦手 

 

1. 結論が特に活用されるわけではない

例えば飲料メーカーで「新商品の広告の案を考えろ」という議題だったとします。それを数十分かけて話したとて、ここでの話し合いが反映されることはありません。
とはいえGDは結論が出るまでの過程も評価対象だからここに突っ込むのはナンセンスですが。

 

2. そもそも私のようなコミュ障には向いてない

コミュ障と言っても色々あると思いますが、私の場合3人以上で会話をするときうまく話に合流できない「高速道路の合流苦手タイプ」のコミュ障です。なので議題について自分なりの意見を持っても合流ができず、相手のペースに呑まれるパターンが非常に多いです。それを裏付けるエピソードとして(テンプレ)GDを克服したいと練習会に参加したときフィードバックで「あなたは(合流ができずほとんど話し合いに参加できなかった結果)正直良いところが分からなかった」と言われたことがありました。

 

3. 独特の空気が苦手 

グループディスカッションと言いつつも実態は人事へのアピール合戦。なので私はそもそもグループディスカッションという名前自体が嫌いです。アピール合戦では直球過ぎますし何か良い呼称はないでしょうか?それについて今から30分で話し合ってください。(テンプレ)

 

言い訳を書き連ねたところで今度は先日行った2社*2のGDを振り返りたいと思います。

 

A社
対面、5人、書記、A社の広報としてアピールを行う、40分

まず自己紹介。最初に自己紹介した奴が仕切っていたが司会進行は別の人に決定。私は偶然ホワイトボードの近くに座っていたので書記を選択。5人だったので1人は余り物になりました。
書記は発言をその都度書かないといけないのでどうしても発言が少なくなりがちです。ですが何度か練習したところでは人事の中に書記は発言が少なくても仕方ないよね*3という考えの人もいるのでコミュ障でも生き残れる道かもしれません。
最初に時間配分が決定、ここで楯突いてもどうしようもないので同調していきます。続いて前提条件を決め意見を出します。今回のテーマの場合はアピールを行う場はどこかなど。余り物にとってはここがアピールチャンスです。余談ですがこの過程が逆で前提条件を決めず意見を出した後に絞るパターンもあります。
次に何個か出た意見を集約します。今思えばここで誰々の意見は〇〇だから賛成反対と論理的に主張する力が私には足りなかったかもしれません。
その後意見をブラッシュアップさせ最終的に発表に至りました。
一週間くらい経っているのと詳細な内容を書けないとはいえ議論の内容をよく覚えていないことが落ちた何よりの理由だと思います。

 

B社
オンライン、7人、余り物、新商品を考えろ、30分

自己紹介。その後最初に自己紹介した奴が流れで司会進行に。まず新商品のターゲットを決める話になります。今回の場合司会進行除いて6人もいる上にやたらと発言をする人がいたせいで自分含め3人くらいが意見をなかなか主張できない状態になっていました。今思えば司会はコミュ強っぽい雰囲気を出していましたが、機会平等という観点で言えば司会失格だったかもしれません。
ターゲット層が決まるもその後も約1名の独壇場、内心切断するか悩んでいました。結局30分の議論で中身まで煮詰まった話はできず若手人事からのフィードバックも苦し紛れなもの。ただベテラン人事はそんなゴミのようなアピール合戦に対しうまく取り繕って褒めていたので感心しました。

 

というわけで直近2回のGDを振り返りました。最後になりますが自分の思ってることを文字起こしすると新たな気づきがあっていいですね。あとこれだけボロクソ言ってたのにまたGDの「練習」をしたくなってきました。本番はNGですが。

*1:対面ではホワイトボードに、オンラインではzoomのチャット欄に内容を記述する

*2:こんな記事を書いている時点で察しがつきますが2社とも祈られました

*3:ただしその上であなたは発言が少なかったと言われた