にせです。行先表示とか幕と呼ばれているものを撮ったことはありますか?
行先表示は電車の前面や側面についている種別や行先が書いてあるものです。今回は幕鉄に褒められるような側面の行先表示の撮り方とNG例を解説します。
①行先表示の撮り方
まず行先表示器の位置を探します。表示器は4つドアの場合だいたい2番目のドアと3番目のドアの間にあります。*1わからないときはサイドビュー写真を見て位置を特定するのがおすすめです。
表示器の位置を見つけたら表示器から最低3mくらいの位置まで下がります。3mも下がれないときはなるべくカメラの高さを上げて台形にならないようにします。立ち位置のイメージはこんな感じです。
電車が来たら表示に光が反射しないか確認します。反射なしで撮れる場所を覚えるのがベストですが慣れてくると反射なしで撮れるかどうか勘でもわかるようになります。もし反射していたら別の場所に移動しましょう。
場所を決めたらブレないように連射して撮ります。行先写真の場合LEDを切らないよう遅いシャッタースピードで撮ることが多いので注意が必要です。
最後に連射した写真を1枚を除き消します。こまめに消さないと面倒なことになります。
②記録用行先写真の定義とダメな写真の例
私は記録用の行先写真とそれ以外の行先が写った写真は別物と考えています。なので旅行の記念に撮った幕が反射しているとか、気が向いたから撮った幕が台形だったとかでいちいち揚げ足取りをするつもりはありません。
一方「記録」と称しているのにも関わらず次のポイントを満たしていない写真はちょっとどうかと思います。(個人の感想です)
・正面から撮る
・表示器本体に光が反射していない
・LEDの場合は線が入っていない
・適切な明るさである
この4点です。証明写真のNGの例とだいたい同じような考え方です。この条件を満たすのにセンスはいらないですしポイントを押さえれば誰でも簡単に撮れるはずです。見本としては
こんな感じです。続いて各ポイントについて詳しく解説していきます。
①正面から撮られている
正面から撮られていないといわゆる幕まとめを作ることができません。このような画像を見たことがあるでしょうか?
もしこの画像の1枚1枚がこのように
斜めだったり、
極端に表示器に近づいて下から撮った写真*2だとたいへん見栄えがわるくなります。そもそも極端に表示器に近づいて撮影すると後ろで撮っている人の邪魔になります。
②表示器本体に光が反射していない
このように表示器本体に光が反射していると見栄えが悪いですよね?例えるならばアニメで乳首を隠すための謎の光だったり証明写真でサングラスをつけてるせいで目元が隠れている状態みたいなものです。
ただし221系やE6系など一部の車両はどうあがいても反射することがあるのでその場合は私は許容しています。(頑張って反射なしで撮る努力をしている方もいます)
③LEDの場合は線が入っていない
カメラのシャッタースピードが早すぎると
このように文字に線が入ってしまい読めません。1/30くらいにするとだいたいのLEDは切れなくなります。
④適切な明るさで撮る
極端な設定で撮っていなければ変な明るさにはなりませんがたまに
こんなに暗かったり
明るすぎる写真があります。カメラの設定はちゃんと確認しましょう。
というわけで私が思う記録用行先写真についての解説しました。一部思想が強い部分がありましたが許してください。最後になりますがよりよい行先の写真が後世に残ることを祈っています。