こんにちはにせです。今回は大垣車両区の313系方向幕に存在する差異を解説します。なお今後追加情報があればこの記事を更新し発信します。
まず大垣車両区の313系幕車の陣容を紹介します。
Y0(0番台) 大垣生え抜き 2両 転換クロスシート
※Y1〜Y15が該当
Y30(300番台) 大垣生え抜き 4両 転換クロスシート
※Y31〜Y46が該当
R100(3000番台) 神領転属組(2012年) 2両 ボックスシート
※R101〜R116が該当
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J0(1000番台) 神領転属組(2022年) 4両 転換クロスシート(車端部ロングシート)
※J11〜J13が該当
J150(1500番台) 神領転属組(2022年) 3両 転換クロスシート(車端部ロングシート)
※J151〜J153が該当
以上5種類が大垣車両区所属の313系幕車です。
神領から2022年以降転属したJ0およびJ150とそれ以外の車両で幕が異なります。車両自体の見分け方は簡単で、東海道線系統の313系で車端部がロングシートかつ幕の車両が2022年以降に神領から転属した車両です。しかし転属車は4両編成3本、3両編成3本の少数勢力であるため撮影難易度が高くなっています。
ここからは具体的な幕の違いを紹介します。
注意 上の写真が大垣生え抜き、下の写真が神領からの2022年以降の転属車です。
種別幕
特別快速
大垣生え抜きの幕は青字に黒のふちどりがついています。一方神領転属車は文字色が黒単色です。
新快速
快の3画目や6画目の処理が異なります。
快速
快の3画目や6画目の処理が異なります。
区間快速
速のしんにょうの処理が異なっています。
普通
日の内側の処理が異なっています。
行先幕
豊橋
生え抜き車はaとsの間隔が不自然に狭くなっています。また橋の4画目と12画目の間の処理が異なっています。現行以前の幕では通常の文字間隔の物が存在するため、何らかの原因で途中から文字間隔が異常になったと考えます。ちなみに前面表示も同じ仕様となっています。
岡崎
Oと岡の間隔が若干異なるように見えます。
岐阜
目立った違いはありません。強いて言えばuと阜の間隔が若干違うようにも見えます。
大垣
iと垣の位置関係が異なっています。
米原
最後のaと原の位置関係が異なっています。
回送
送の4画目と6画目の間の処理が異なっています。神領転属車の処理は静岡の313系8000番台でも見られます。
今後の課題
通勤快速と緑快速の撮影
転属車の母数が少なく収集が面倒ですが、滞泊等何らかの手段で幕回しを撮影したいです。通勤快速と緑快速はコマの位置的に撮影できるはずです。
定期行先の収集
簡単に撮れる浜松、武豊、名古屋が残っています。レアな関ヶ原、笠寺、共和、刈谷もいつか撮影できるといいですが。
R100の新幕調査
静岡地区の313系3000番台で8000番台と同じ新幕を使用している事例が発見されました。
先日、身延線見てみたら313系V編成の幕が8000番台仕様のものになっていました(画像取り込むまで気づかなかった💦)
— かいじエクスプレス (@kuhaE353_7) 2024年1月31日
調べたらどうやら少なくとも去年の4月頃には交換されてた模様… pic.twitter.com/dqjWkdGbgM
(種別側は確実に新幕、行先側も恐らく新幕?)
このことから大垣のR100(3000番台)でも破れ等で神領転属車と同じ幕に交換されている可能性があります。R100に神領転属車の幕があると飯田線ワンマン関連の幕回しで行先側のコマを大量に撮影できるためぜひ調査を行いたいです。
情報提供等コメントお待ちしています。
20231226 特別快速、区間快速、普通、岡崎、岐阜を追加